高速道路は絶対に止めない。強い志で、除雪作業を行う。
・除雪はチーム作業
『雪を原因とする通行止めは絶対にしない』という方針の湯沢管理事務所では、現場作業を担う基地を9ヵ所設置しています。過去にはひと冬の累計降雪量が20メートルという記録もある地域のため、基地の数は他の地域と比較して多く、昼夜を問わず確実に雪氷作業が行えるようスタッフが常駐しています。
基地のひとつ、湯沢基地は関越トンネルを出てすぐの土樽PAから塩沢石打ICまでを担当しています。雪氷対策のメインとなる除雪作業は、除雪車と標識車による3〜4台のチームで行っています。湯沢管理事務所では雪による事故の発生を防ぐため、おおむね2センチの積雪があったとき除雪を開始しています。また、この区間では降雪が強い場合、除雪を定期的に行う『定時除雪』も出動し、30分に1回の除雪を行っています。
作業車のチームは、2〜3台の除雪車が中央分離帯から走行車線に至るまでの雪を順次路肩へと押し出していき、最後尾を走る標識車は除雪車への指揮とお客さまへ作業状況を伝えるという役割分担をしています。
夜の降雪ともなると視界が悪くなり、作業は困難を極めます。特に先頭を走る1台目の除雪車は雪に埋もれた中央分離帯付近の作業を行うため、防護柵への接触などの危険も伴うので熟練したスタッフが慎重に、かつ雪の取り残しが無いよう作業を行っています。
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また、除雪車が路肩へ押し出した雪をそのままにしておくと、緊急時等に路肩の非常駐車スペースとしての機能が失われてしまいます。また、強雪時には視界全てが真っ白になり、走行車線がどこにあるのか分からなくなる場合もあります。そのような危険な状況にならないよう、ロータリー車を出動させ路肩に寄せた雪を道路外へ排雪します。
・『塩』で路面の凍結を防ぐ
さらに重要なのが、路面の凍結を未然に防ぐことです。路面凍結の恐れがあると判断した場合には、『塩』(塩化ナトリウム)を凍結防止剤として、固形もしくは溶液を散布しています。効率的に「氷点を下げる」という塩の特性を利用し、路面に残った雪や水分が凍りつくのを防ぐのです。
・除雪車は迷惑者?
走行速度が速い高速道路では、いかなる作業も迅速さが要求されます。しかし、除雪作業は時速40km、凍結防止剤散布は時速50kmでしか行えないため、お客さまにご迷惑をおかけしてしまいます。そのため、除雪作業中はサービスエリアや路肩の待避場所で、お客さまが作業車を追い越すことができる機会を作り、極力ご迷惑をおかけしないよう努めています。 「除雪車の後ろは安心して走れる」、「雪道をきれいにしてくれてありがとう」というお客さまからの言葉を励みに、現場スタッフは冬季の高速道路の安全維持に取り組んでいます。





















