「道路保全」の技術と設備の用語集

 道路を維持・管理していく上で必要な清掃作業・植栽作業・雪氷対策作業・交通事故復旧作業などの作業や舗装の改良工事・橋梁の補強工事などの工事を総称して、道路保全といっています。

保全工事ほぜんこうじ

 保全工事とは、主に高速道路の機能向上をはかる改良工事や災害への事前対策を目的とした橋梁の耐震補強工事やのり面 の防災工事、事故等による復旧工事や走行性の低下した舗装の補修工事などをいいます。

保全作業ほぜんさぎょう

 道路を維持・管理していく上で欠かせない作業(仕事)で、道路の路面 や付帯施設などの清掃作業および路肩の植生やSA・PAの植栽管理が主な作業です。

雪氷対策作業せっぴょうたいさくさぎょう

 冬季の雪氷時においても、高速道路を利用できるように除雪作業、路面 凍結対策作業、防雪作業等の適切な雪氷対策作業を行っています。
 除雪作業においては、早期路面の確保や作業の効率性を求めて、原則として2~3台の除雪トラックが梯団を組んで雁行走行しながら行う梯団除雪という方法があります。

速度規制そくどきせい

 本来高速道路では、80~100km/hで走行できますが、雨・霧・雪などで視界の悪い場合や強風・大雨などで路面状況の悪い場合などに走行速度が50~80km/hにさげられる(規制)ことをいいます。
 工事個所や工事個所付近でも速度規制があるので、速度標識に注意して走行してください。

工事規制こうじきせい

 保全工事や保全作業等を行う上で、通行車両が進入してこないように、安全な作業スペースを確保するために行う規制です。

走行車線規制そうこうしゃせんきせい

 (工事・事故等の)作業範囲が走行車線の作業の場合に行う規制です。

追越車線規制おいこししゃせんきせい

 (工事・事故等の)作業範囲が、追越車線および中央分離帯で、かつ路上作業関係者および作業機械が中央分離帯を超えない範囲で、反対車線に影響をおよぼさない場合に行う規制です。

対面交通規制たいめんこうつうきせい

 一方向二車線以上の道路で、片側の車線を閉じて、残り片側の片側車線で対面 通行させる場合の規制です。

中央分離帯規制ちゅうおうぶんりたいきせい

 一方向二車線以上の道路の中央分離帯で維持修繕作業・工事等を行う場合で路上作業関係者および作業機械が、対向の追越車線に影響をおよぼすため、上下線の追越車線を規制するものです。

移動規制いどうきせい低速走行規制ていそくそうこうきせい

 作業車の後尾に標識車を追走させて、移動しながら保全作業・工事等を行う場合の規制です。

標識車ひょうしきしゃ

 車に工事予告や渋滞予告および前方の事故発生を教示する標識を備えた車のことで、主に後尾警戒車や工事予告車として活躍しています。

後尾警戒車こうびけいかいしゃ

 工事作業中に通行車両への注意喚起および作業車両の安全確保を目的に、作業車両の後方を走行する車両のことです。
 渋滞発生時に一般車両が渋滞最後尾へ追突することを防ぐために注意喚起をする事を目的に配置する車両のことです。

工事予告車こうじよこくしゃ

 移動規制で工事等を行う場合に、必要に応じて上流側500~1,000mの位置の路肩に運行する工事予告標識を積載した車両(標識車)のことです。

工事標識こうじひょうしき

 工事規制には、前方での工事予告を教示している工事予告車や走行進路を誘導する矢印板や、規制区間を作るためのセーフティーコーン、ロボット誘導員などの工事用の規制材を総称して工事標識といいます。

工事予告標識こうじよこくひょうしき

 工事規制個所の上流側1,500mまたは500mの地点から警戒標識と補助標識(距離標示)を組み合わせて工事予告を行う標識のことです。

矢印板やじるしばん

 交通規制時に用いる通行車両を指示方向へ誘導する目的で設置する規制器材の一つで、550×900、450×600等のサイズで、プラスチック製、アルミ製、鉄製折りたたみ式のものがあり、面 はいずれも前面反射式となっています。

セーフティーコーン

 交通規制時に用いる円錐型の規制材をいいます。
 ゴム製のものと、プラスチック製のものがあります。頂部に穴が空いており、旗・保安灯などを取り付けることが出来ます。色は黄+黒、赤+白の縞模様があり、高さは30~70cmです。
 カラーコーンと呼ばれる頂上部に穴の無い赤色のプラスチック製のもので内部点灯し、夜間の視認性を向上させたものもあります。また、ジャンボコーンと呼ばれる高さ180cmのカラーコーンもあります。

ラバーコーン

 交通規制時に用いる円錐型の規制材をいいます。セーフティーコーンの一種で、ゴム製のものをいいます。

ロボット誘導員ゆうどういん

 交通規制の先端部で電動式で腕を振り旗振り合図を行い、通行車両に喚起する電動式のロボットのことです。通称(商品名)「安全太郎」などと呼ばれています。

道路点検どうろてんけん

 道路の点検とは、一般交通および第三者に支障をおよぼさないよう、道路を常時良好な状態に維持し修繕するために、道路の状況を的確に把握し、評価・判定することを目的に行っています。