「舗装・車線」の技術と設備の用語集

 舗装とは、人工的に形成された道の事を言います。表層・基層および路盤等で構成されています。 高速道路の舗装(表層)ついて大きく分類すると、コンクリート舗装とアスファルト舗装に分けられます。SA・PA等の歩道などでは、レンガやタイルなども使われています。

アスファルト舗装ほそう(アスファルトコンクリート舗装)

 アスファルトと骨材(石)等を混ぜたアスファルト混合物により形成されています。種類として混合物の違いにより、高機能舗装(排水性舗装)・ギャップ舗装・コンポジット舗装・グースアスファルト舗装等があります。

コンクリート舗装ほそう(セメントコンクリート舗装)

 セメントコンクリート版を表層とする舗装をいいます。一般的には表層および路盤で構成されています。アスファルト舗装にくらべ剛性があり耐久性にすぐれています。
 高速道路では、舗装の取替え工事のしにくいトンネル内や料金所などの舗装に使われています。

走行車線そうこうしゃせん

 高速道路における車線数は、標準的に片側1車線~3車線となっています。 2車線の道路においては、左側を第1走行車線と呼んでいます。 3車線の道路の場合は、左側から第1走行車線、第2走行車線と呼んでいます。車線幅(幅員)は、3.5m~3.75mを基準に作られています。

追越車線おいこししゃせん

 追越車線とは、片側に複数車線がある場合に、最右端の車線のことを呼んでいます。
 前車を追い越すことを目的としたレーン(車線)です。

路肩ろかた

 本車線(第1走行車線)よりもさらに左端の車線の実線(レーンマーク)で区切られている部分のことです。 幅が、1.75m~3.00mしかなく、異常事態時における緊急車両の通行を目的としていて、高速道路の管理車両が作業することもありますので、車の故障等のやむを得ない場合を除いて、停車することはできません。

登坂車線とはんしゃせん

 斜度のきつい上り坂に設置されている車線で、斜度がきついためやむを得ず、最低速度(50km/時)を切る車(大型車・貨物車に多く見られる)が、低速走行を出来るように設置している車線です。

ランプ

 道路を立体交差する場合または高さの異なる場合に交差接続する道路相互を連結する車道のことです。