東京外かく環状道路は、都心から約15kmの圏域を環状に連絡する延長約85kmの道路であり、首都圏の渋滞緩和、環境改善や円滑な交通ネットワークを実現する上で重要な道路です。
今回の三郷南ICから高谷JCTの開通により、関越道・東北道・常磐道・東関東道が外環道により連絡します。

その外環道は現在、関越道から東名高速をつなぐ東京区間の約16kmの事業を国土交通省、東日本高速道路㈱、中日本高速道路㈱が共同して進めています。

首都圏三環状道路
首都圏三環状道路
プロジェクトマップ
プロジェクトマップ
トンネルは地下40m以深に
東京外かく環状道路(関越~東名)は、住宅などが密集する練馬区、杉並区、武蔵野市、三鷹市、調布市、狛江市、世田谷区の市街地を通過する道路であることから、地上への影響を軽減することを目的として、大深度地下方式にて事業を進めています。そのため、極力地下40m以深に建設するトンネル構造(シールドトンネル)を基本としており、本線トンネルとランプトンネルの接合部は地中における非開削構造として計画しています。
JCTを3か所、ICを3か所
関越道との接続部に大泉JCT、中央道との接続部に中央JCTが設けられるほか、東名高速との接続部に東名JCTが設置されます。
また、目白通り・青梅街道・東八道路との接続部に、ICが設けられます。

首都圏三環状道路は、都心部の慢性的な交通渋滞の緩和及び、環境改善への寄与等を図り、さらに、我が国の経済活動の中枢にあたる首都圏の経済活動とくらしを支える社会資本として、重要な役割を果たす道路です。
近年の開通により、首都圏全体の生産性を高める重要なネットワークとしてストック効果を発揮しています。

関越道~東名高速区間における所要時間の短縮
関越道~東名高速区間における所要時間の短縮