VISIONこれからさらに加速する 北海道高速道路の未来

−除雪作業の正確性の向上と省力化を目指して−雪氷対策高度化システム「ASNOS(アスノス)」について

冬の高速道路の安全確保には、適切な除雪作業を欠かすことはできません。NEXCO東日本北海道支社では、雪氷対策を高度化する新システムを「ASNOS(アスノス)」と名づけ、現在、ロータリ除雪車の自動化に向けた開発を進めています。アスノスとはAdvanced/Autonomous Snow snd ice control Opetation Systemの略語で、「明日(未来)の雪氷対策高度化システム」を意味しています。

ロータリ除雪車の自動運転の開発
~2022年度内の完成を目指して~

路肩部を低速で走行しながら、積み上げられた雪をオーガ(回転装置)で切り崩し、シューターで飛ばすロータリ除雪車。吹雪で視界が悪かったり、路面の白線が雪に埋もれた状態でガードレールなどの道路付属物に接触することなく操作するためには、熟練の技術を要します。少子高齢化に伴いオペレーターの高齢化が進む中、経験の浅いオペレーターでも安全・確実に操作できるシステムの整備が急がれていました。

そこで、2017年、準天頂衛星「みちびき」から受信する高精度の測位信号を用いた「除雪車運転支援システム」を開発。同システムは、誤差数cmの精度で把握した自車の位置情報と、カーブやガードレールの位置などがインプットされた高精度三次元地図情報を、運転席のガイダンスモニターに組み合わせて表示することにより、オペレーターの正確な操作のサポートが可能になります。

ロータリー除雪車の自動化

さらに2019年からは、運転支援システムの情報を除雪車の作業制御装置に連動させ、自律走行(※)と自動の除雪操作を同時に行う試験を進めています。これが実用化されれば、オペレーターがステアリングやブレーキの操作をしなくても除雪車が自動で除雪をすることが可能となり、除雪作業のさらなる正確性の向上と省力化を実現されます。2020年、自律走行を確認し、現在は除雪操作の自動化に向けた試験を行なっています。
(※)乗車したドライバーがステアリングやブレーキに触れずに、自動で走行操舵する状態。

ロータリー除雪車の自動化