信頼された道路づくり

工事安全の取組み

安全パトロールの実施の写真
安全パトロールの実施

 あらゆる技術のなかで「安全」が最も大切な技術です。高速道路の建設から維持管理に至るまでの工事について、当社では安全を最優先にした技術の導入と、工事に携わるすべての方々の意識の向上を図る取組みを、これからも推進してまいります。

 工事実施中の現場においては、定期的な安全パトロールによる現場の点検や、安全大会の実施により事故事例や統計データを共有することにより、工事の受注者・発注者双方の安全意識の向上に努めています。

i-Constructionの推進

<常磐道での例>

<常磐道での例>の写真

 国内における建設産業の分野では、生産年齢人口が減少することが予想されている中、生産性向上は避けられない課題です。高速道路という重要なインフラの建設・管理を担うなかで、更なる生産性向上のために、i-Constructionの推進に積極的に取り組んでいます。

 常磐道の広野舗装工事では、ウェアラブルカメラなどを利用し、受注者と発注者間で、遠隔臨場による工事立会や材料確認を試行的に実施しています。これにより、発注者による材料確認などの現場出張が不要となり、発注者事務所と工事現場間の移動時間短縮による負担軽減や作業効率化につながります。

 また、横浜環状南線の釜利谷JCT工事では、ICT技術を活用した工事を実施しており、一例として、ガイダンスモニターを見ながらののり面の成形を行っています。これにより、丁張りと呼ばれる杭や木板を使った立体的な目印を現場に施工することが不要となり、熟練のオペレータでなくても熟練者と同等の施工が可能となったほか、のり面の仕上がりを降車して確認する負担の軽減につながります。

<横浜環状南線での例>

操縦席にあるガイダンスモニター(設計データや現地盤データ、得られた位置情報をもとにバケット位置が表示される)の写真
操縦席にあるガイダンスモニター(設計データや現地盤データ、得られた位置情報をもとにバケット位置が表示される)
マシンガイダンスバックホウを活用した施工状況(センサーやアンテナから送られた情報が操縦席のガイダンスモニターに表示され、設計データどおりののり面の成形が可能となる)の写真
マシンガイダンスバックホウを活用した施工状況(センサーやアンテナから送られた情報が操縦席のガイダンスモニターに表示され、設計データどおりののり面の成形が可能となる)

i-Construction(アイ・コンストラクション)

 「ICTの全面的な活用(ICT土工)」※などの施策を建設現場に導入することによって、建設生産システム全体の生産性向上を図り、もって魅力ある建設現場を目指す取組みです。

  • ICT(Information and Communication Technology:「情報通信技術」)を土工における「測量、設計・施工計画、施工、検査」の全工程で導入し、3次元データを一貫して使用するもの

上信越自動車道の整備効果

上信越道全線開通20周年のイメージ画像

開通20周年の効果

<交通量の推移>

<交通量の推移>のイメージ画像

 上信越自動車道(上信越道)は群馬県、長野県、新潟県を結ぶ高速道路として1993年3月に一部区間が開通し、1999年10月には全線が開通しました。上信越道の開通以降、平行する国道からの交通転換が進み、1日の利用台数は1999年の全線開通から2018年度までに約1.2倍に伸びています。

<ナスの出荷量シェアの推移>

<ナスの出荷量シェアの推移>のイメージ画像

<機械製造業の製品出荷額の変化>

<機械製造業の製品出荷額の変化>のイメージ画像

 上信越道沿線の群馬県内から、東京都中央卸売市場へ出荷しているナスのシェアが増加しました。また長野県内では、県内の工業を支える機械製造業の製造品出荷額が大幅に増加しました。

全線4車線化による整備効果

 信濃町IC〜上越JCT間の4車線化が2019年12月に完了し、藤岡JCT〜上越JCT間の全線が4車線となりました。暫定2車線と比べて重大事故の削減や通行止め割合の減少、渋滞緩和が期待できます。

<重大な事故(死傷事故)となる割合>

<重大な事故(死傷事故)となる割合>のイメージ画像

<交通事故発生時に通行止めとなる割合>

<交通事故発生時に通行止めとなる割合>のイメージ画像

割合:

総死傷事故件数/億台キロ、通行止めを伴う事故件数/総事故

対象:

上信越自動車道 信濃町IC~上越JCT間の2019年12月に4車線化した箇所
暫定2車線時(2014年~2018年の1~9月の平均)、
4車線後(2019年1月~2019年9月)

出典:

NEXCO東日本調べ(集計対象2014~2019年)

<4車線化箇所の前後の状況(郷田切川橋)>

4車線化前の写真
4車線化前
4車線化後の写真
4車線化後

<中越地震関越道通行止めによる代替道路の確保>

<中越地震関越道通行止めによる代替道路の確保>のイメージ画像

 2004年10月の中越地震では、関越道の一部区間が通行止めになりましたが、上信越道および磐越道が代替道路としての機能を発揮し、被災地域や新潟方面への輸送路となりました。