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【特集01】
持続可能な高速道路サービスの提供のために

日常の維持管理

NEXCO東日本グループでは、安全に走行していただける道路環境を保持するために、日常的に点検や清掃作業を実施するとともに、いつでも安全に安心してご利用いただけるよう計画的に道路の補修を実施しています。

また、NEXCO東日本グループが管轄する事業エリアは、冬季の気象条件が厳しい地域が多いという特徴があり、安全な冬季交通を確保するため、雪氷対策を実施しています。2017年度除雪作業延長は、年間約590,000㎞に及びました。

橋梁の打音点検

橋梁の打音点検

路面の清掃作業

路面の清掃作業

ロープアクセスによる橋梁点検

ロープアクセスによる橋梁点検

トンネルの壁面清掃作業

トンネルの壁面清掃作業

舗装補修作業

舗装補修作業

非常電話部の除雪作業

非常電話部の除雪作業

高速道路の長期保全の確立に向けた取り組み(高速道路リニューアルプロジェクト)

床版取替工事の実例

床版取替工事の実例

NEXCO東日本グループが管理する高速道路約3,900㎞のうち約1,660㎞が供用を開始してから30年以上経過し、利用する大型車も年々増加傾向となっています。さらに全体の約70%が積雪寒冷地を通過し凍結防止剤散布量は年間約16万トンに及ぶなど、橋やトンネルなどの道路構造物は厳しい環境下におかれており、著しい変状が発生しつつある状況となっています。

これらを踏まえ、高速道路が引き続き経済・社会・医療・防災などの社会基盤を支える日本の大動脈として役割を果たしていくために、道路構造物の大規模更新・修繕事業について2015年3月25日に国土交通大臣から道路整備特別措置法に基づき事業許可を受け、2015年度より着手しました。また、この大規模更新・修繕事業の必要性をさらに浸透させることを目的として、各高速道路会社で共通する事業呼称を「高速道路リニューアルプロジェクト」とし、ロゴについても決定しました。

今後、高速道路リニューアルプロジェクトが本格化し、各地域において通行止めや対面通行などの交通規制を行ってまいります。この事業の目的や必要性が、お客さまに十分に理解されるよう他の高速道路会社と連携し、広報展開を実施していきます。

高速道路リニューアルプロジェクト

『高速道路リニューアルプロジェクト』は、このような工事を行います。

床版の取替アイコン

床版※の取替

耐久性の高いコンクリート床版へ取り替えます。

※床版とは、橋梁を通行する自動車等を直接支え、その荷重を桁へ伝達させる構造部材のことです。

床版取替工事の実例

床版取替工事の実例

床版防水層の施工

床版防水層の施工

コンクリート床版の劣化を防止するため、防水層に高性能な床版防水を施工します。

桁の補強

桁の補強

耐久性を高めるために、桁に補強部材を取り付けます。

インバート設置

インバート※設置

トンネル周辺から過度な力がかかっているトンネルに対して、より強い構造にするため、インバートを設置し、安定性を向上させます。

※インバートとは、トンネル底面をコンクリートにより逆アーチに結合するもので、耐力を増加させ、沈下・変状を防止します。

対策工事イメージ

対策工事イメージ

グラウンドアンカーの施工

グラウンドアンカー※の施工

切土のり面の長期安定性を確保するために、防食性能が高いグラウンドアンカーを施工します。

※グラウンドアンカーとは、切土のり面に働く土中のすべり力を、緊張力を利用して安定させるものです。

対策工事イメージ

対策工事イメージ

グラウンドアンカーの増打ち

グラウンドアンカーの増打ち

SMH(スマートメンテナンスハイウェイ)実現に向けた基本計画の推進

社会インフラの老朽化に伴い、維持管理・更新・マネジメント技術のあり方への関心が高まっている背景を受け、NEXCO東日本グループでは、長期的な道路インフラの「安全・安心」の確保に向け、現場の諸課題解決に立脚した検討を推進することを基本に、ICTや機械化を積極的に導入し、これらが技術者と融合した総合的なメンテナンス体制を構築するため、2013年に「SMH構想」を公表しました。2014年には構想から「基本計画」に格上げを行い、2020年の実現に向け、高速道路のメンテナンスサイクルに応じた「テーマ」と「課題」を設定(図1参照)し、具体化を図り進めています。

SMHの実現に向けて取り組んでいる主な項目(図2参照)の中で、2018年にはSMHの中核をなす道路管理に必要な多種多様なデータを大型タッチパネルにより、容易かつ迅速にデータを取得し、可視化するツールであるMSM-U(I マルチスケールモニタリングユーザーインターフェース)をはじめ、モバイルPC端末、BIツール(ビジネスインテリジェンスツール)、ライブ会議システムを順次現地へ試行導入します。2020年の全社展開に向けてSMH技術の導入を推進し、インフラ管理の高度化・効率化を行うとともに、さらなる進化を目指しています。

図1 メンテナンスサイクルに応じた「テーマ」と「課題」

図1 メンテナンスサイクルに応じた「テーマ」と「課題」

※RIMS: Road Maintenance Information Management System
注)その他更新・修繕工事の施工技術開発および調達方法については別途実施

図2 SMH(Smart Maintenance Highway)の実現と将来に向けた主要項目

図2 SMH(Smart Maintenance Highway)の実現と将来に向けた主要項目

雪氷対策の高度化のための技術導入

お客さまへ安全で快適な走行環境を提供するため、路面凍結防止作業(凍結防止剤の散布)は重要な役割を担っています。そこで、路面状態を定量的に把握するために、3~4時間周期で雪氷巡回を行う車両に路面状態判別システム(CAIS®)を搭載しました。得られた路面状態に基づいて、散布量を変えながら自動散布することが可能な凍結防止剤最適自動散布システム(ISCOS)※を実用化しました。

今後は路面状態に応じたより最適な凍結防止剤散布が可能となり、高速道路における凍結防止剤の費用削減や道路構造物への塩害低減も期待できます。

また、準天頂衛星システムを活用した雪氷車両の安全な走行をガイドする運転支援技術の開発や、お客さまに通行止め予報や通行止め解除見込みなどを速やかに提供するために、人工知能(AI)を活用した「路面状況をリアルタイムに予測する技術」の開発検討など、雪氷対策の高度化に努めていきます。

※特許第5709144号

CAIS®の概要

タイヤ内部の加速度センサから得られる路面状況に応じた特徴的な振動波形をもとに、凍結・湿潤など7つの路面判別を行います。

ISCOSの概要

CAIS®の路面判別結果は、リアルタイムにインターネット経由でWEBサーバに送信され、データベースが構築されます。そのデータをもとにWEBアクセスすることで、100mごとの路面状態にあわせた最適散布量が計算されます。自動散布装置を搭載した凍結防止剤散布車は、自動でWEBアクセスし路面データに基づく最適散布量をダウンロードするため、走行するだけで自動的に散布作業を実施することができます。

ISCOSの概要