上信越自動車道が全線4車線化されさらに鮮度の良い状態でお客様に商品の提供を

新潟県長岡市

新潟・群馬を中心に129店舗のスーパーを展開する「アクシアルリテイリング」

アクシアルリテイリング株式会社 専務取締役・執行役員 山岸 豊後 様の写真
アクシアルリテイリング株式会社
専務取締役・執行役員
山岸 豊後 様

 全国でも有数の米の収穫量を誇る“米どころ”新潟県長岡市。「長岡まつり大花火大会」でも有名な同地に本社を構えるアクシアルリテイリングは、「原信」「ナルス」「フレッセイ」といった食品スーパーマーケットを子会社に持つ企業だ。
 新潟県では主に「原信」「ナルス」を、群馬県では「フレッセイ」を経営しており、それらの県以外にも富山県・長野県・栃木県・埼玉県の計6県にまたがって展開するスーパーマーケットの総店舗数は129にのぼる。地域に根ざしたスーパーとして多くの地域住民から支持されており、本部主導によるシステム化された組織運営で地域住民の豊かな生活の実現を目指しているのが大きな特徴の一つである。
 スーパーマーケットにとって“商品の鮮度”は“美味しさ”に直結するため、物流センターから店舗へスムーズに商品を運ぶことはとても重要なポイントだ。そのためアクシアルリテイリングでは、新潟県長岡市に「中之島物流センター」、同県上越市に「上越物流センター」、群馬県前橋市に「前橋物流センター」を持ち、それらの拠点から店舗に決まった時間に届くよう商品配送を毎日行っている。その際、安定的かつスムーズな物流を確保するためには、高速道路ネットワークの活用が必要不可欠となっている。

原信四日町店の写真
原信四日町店

上信越自動車道が全区間4車線化され、これまで以上に安定した物流を実現

長岡市にある中之島物流センターの写真
長岡市にある中之島物流センター
同敷地内にはローリープロセスセンターもあり、主に精肉・水産・ベーカリーの加工を担っているの写真
同敷地内にはローリープロセスセンターもあり、主に精肉・水産・ベーカリーの加工を担っている

 中でも2019年に上信越自動車道の全区間が4車線となったことで、上越物流センターから上信越自動車道を利用して商品を配送している新潟県上越市・妙高市・糸魚川市、長野県、富山県にある30店舗の物流の安定性は飛躍的に向上した。また、物流センターから離れた店舗と近い店舗に商品が届く時間差も小さくなるなど、物流の効率化にも大きく貢献している。
 「これまでは車線が少なかったことで、区間によっては渋滞が発生したり、事故処理のために通行止めに合うこともありました。しかし、4車線になったことでそれらが緩和され、商品が定時に店着する精度が目に見えて向上していることを実感しています」と話すのは、アクシアルリテイリング株式会社で専務取締役・執行役員を務める山岸豊後さん。「物流センターは心臓で、トラックは血液。その動脈と静脈を担う高速道路の存在は、我々にとってまさに生命線です」と語る様子から、生鮮食品をはじめとした鮮度が重要な商品を取り扱うスーパーマーケットにとって、物流がいかに重要なポジションを占めているかが伝わってくる。
 そんな新潟県における冬の降雪は、物流だけでなくすべての高速道路の利用者にとって悩みの種の一つである。これまでも積雪によって高速道路が通行止めになることがあったが、NEXCO東日本では過去の災害を教訓に常に対策を講じてきた。「冬になると除雪車が隊列を組んで作業に従事しています。その初動の速さから『絶対に通行止めにしないぞ』という徹底したリスク管理と決意が感じられ、大変心強く思っています。物流ももちろんそうですが、高速道路は個人の生活も支えていますから」と山岸さん。雪国・新潟県で生まれ育った山岸さんだからこそ、雪害をはじめとした災害に対するNEXCO東日本の持つ使命感を読み取ってくれているのかもしれない。

スマートICがもたらす地域の活性化。それはアクシアルリテイリングの使命と共通している

高速道路がもたらすさまざまなメリットについて語る山岸専務の写真
高速道路がもたらすさまざまなメリットについて語る山岸専務

 アクシアルリテイリングでは、牛乳パックやペットボトルの資源回収とリサイクル、レジ袋の削減、エネルギー使用の抑制などを長年にわたって行ってきた。中でも「原信」では、小売業界の中で、日本で最初に全事業所を対象に環境マネジメントの国際認証でもあるISO14001を取得するなど、環境保全を意識した経営をしている。
 また、これら以外にも地域住民の方々の健康に寄与するため、地元大学の健康栄養学科の学生とともに野菜をふんだんに使った塩分控えめのお弁当の開発や、運動を通して健康づくりに貢献することを目的としたウォーキングデーの開催、買物での割引を通しての子育て支援や高齢者支援など、多種多様な視点から地域に貢献する活動に注力している。こうした取組みは、SDGsのうち、「すべての人に健康と福祉を」などを体現している。
 会社全体でこのような活動を行っていることについて、山岸さんは次のように話してくれた。「私たちは、地域にお住まいのお客様を相手に商売をしています。だからこそ、商品のご提供以外のさまざまな面で地域に貢献することが我々の使命なのです。それは高速道路にも同じことが言えます。例えば、スマートICが導入されたところでは工業団地ができ、それが雇用の促進にもつながり、ひいては地域の活性化や発展に大きく貢献していると聞いています。スマートICを積極的に導入していく姿勢は、同じく地域に貢献することを使命としている私たちとしても、とても素晴らしいことだと感じています」。

高速道路の充実=スーパーマーケットの充実。だからこそ、さらなる発展に期待

 地域住民のライフラインとして存在するスーパーマーケット。それを支えている高速道路は、さらなるライフラインとして多くの人々の日常を背負っていることを意味している。「上信越自動車道が4車線化され、多くのメリットを享受できました。そういう意味では、磐越道の4車線化や山形県へと続く日本海東北道の全区間4車線化が実現すれば、東北地方で採れた野菜や魚、美味しいお米などを取り扱うことが可能となり、我々の仕事もより充実することでしょう。スーパーマーケットを支えてくれる存在として、そして地域住民の皆様の豊かな生活を実現する同志として、高速道路のさらなる発展に今後も期待しています」と、山岸さんは高速道路の充実に向けた熱い思いを語ってくれた。
 日本の物流ネットワークの根幹をなす高速道路。これからもその役割を全うすべく、多くの人々の期待に応えながら都市を結ぶ存在として発展していくことだろう。