観光業と高速道路の連携で東北の新たな魅力を強力に発信

宮城県仙台市

東北の魅力を国内外にアピールする「東北デスティネーションキャンペーン」

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一般社団法人東北観光推進機構 専務理事
紺野 純一 様

 2007年6月に設立した東北観光推進機構は、これまで東北における観光産業の振興と経済発展のため、様々な活動に取り組んできました。東日本大震災から10年の節目となる今年は、食や歴史、自然など、豊富な観光資源を持つ東北を国内外に発信する観光キャンペーン「東北デスティネーションキャンペーン(東北DC)」に力を入れており、4月1日から9月30日までの期間、東北6県の自治体と観光関係者、JRグループをはじめとする交通機関が力を合わせて東北の魅力をアピールします。
 現在、新型コロナウイルスの感染状況をみながら、身近なお出かけなどマイクロツーリズムの視点も取り入れてプロモーションを展開しています。また、特別企画として200を超えるコンテンツが整備され、「TOHOKUサポーター」へ東北の内外から多数登録いただくなど、コロナ禍の中でも取組みを進めています。東北DCを通じて東北の元気な姿を見てもらうことで、東日本大震災の復興支援に対する感謝を伝えたいと考えています。

NEXCO東日本グループとタッグを組んで観光業の発展に寄与

 今回の東北DCでは、NEXCO東日本にも参加いただき、東北6県でデジタルでスタンプを集める「デジタル周遊スタンプラリー&クーポン」を企画しています。また、東北地方の観光スポットを周遊する際に便利なドラ割「東北観光フリーパス」の販売や、高速道路のSA・PAにて東北の地域産品を販売する「東北MONO」コーナーを設置するほか、EXCO東日本の運営する情報サイトなどで東北DC関連の情報を掲載するなど、PRにも大いに貢献いただいています。
 こうした活動以外にも、台湾で毎年開催しているイベント「日本東北遊楽日」のブース出展により、訪日外国人旅行者向け高速道路周遊割引商品「Tohoku Expressway Pass」や高速道路SAPAのグルメの紹介をしていただくなど、国内観光客だけでなく、インバウンドの推進にも協力いただいております。
 観光業は裾野の広い産業であり、私たちの取組みだけでは発展性に限界があります。しかし、こうしてNEXCO東日本グループと連携することによって新しいアイデアが生まれ、新たな販売チャネルの構築や重層的なPRが実現するなど、大きな効果を期待しています。

時代に合った観光業を高速道路とともに築く

 新型コロナウイルスの収束がいまだ見えない中、観光業は大きな転換期を迎えており、自然・温泉などの東北の強みを活かした東北広域でのロングステイなど、新しい旅行スタイルの創出を進めていきます。また、近い将来を見据えインバウンドへの需要拡大にも取り組んでいかなければなりません。2030年の訪日外国人旅行者数6000万人、地方部での外国人延べ宿泊者数1億3000万人泊という全国的な目標に向けて、幅広い組織・企業と連携した「オール東北」の取組みがますます重要となってきます。観光業と高速道路の連携により、将来にわたる東北への観光誘客および東北の活性化が一層進むよう、今後も取り組んでまいります。

東北DCロゴマークのイメージ画像
東北DCロゴマーク
東北DCオープニングセレモニー(青森)の写真
東北DCオープニングセレモニー(青森)
台湾で毎年開催されている日本東北遊楽日(2019年)の写真
台湾で毎年開催されている日本東北遊楽日(2019年)