「橋梁伸縮装置の防音構造体」の共同研究・開発

 橋梁の伸縮装置下部から発生する騒音を抑制するための防音構造体を新たに株式会社静科と共同開発しました。

 【平成22年度土木学会環境賞受賞】

概要

ご提案企業名

 株式会社 静科

TIネットワークへの提案日

 平成19年3月

共同研究・開発の実施期間

 平成19年11月~平成20年3月

共同研究・開発の内容

構造の特徴

 騒音の発生源である橋梁伸縮装置下部に設置する吸音タイプのパネルです。このパネルは8kg/m2と軽量で、左右2つに分割した構造のため、パネルの設置作業が容易です。さらに、構造の下部が開閉する構造になっているので点検時も容易に伸縮装置の状況を確認することができます。

防音構造体の写真
開口状況(設置・点検時)の写真

現地への採用状況

橋梁伸縮装置部騒音対策(横浜横須賀道路)の写真

 関越道、横浜横須賀道路の4箇所に設置しました。
 これまでの騒音室内試験及び現地での試行結果より、突発騒音については対策前に比べ約10db(A)以上の減音効果を確認しています。