料金所を強行突破していた不正通行者の逮捕について

~ スリップストリーム走行車両を監視カメラが鮮明にキャッチ ~

平成20年4月14日
東日本高速道路株式会社
関東支社

 京葉道路船橋本線料金所において、前車に追従してETCレーンを走行し、通行料金を支払うことなく強行突破を繰り返していた者を、道路整備特別措置法違反の容疑で本日逮捕したとの発表が、千葉県警察からありました。

 今回逮捕された者は、いわゆるスリップストリーム走行と呼ばれる手口で、前車との車間距離をほとんど取らずに不正に通行料金を免れたものです。

 道路整備特別措置法は、平成17年10月1日の道路関係4公団の民営化に伴って改正され、高速道路会社が定めた通行方法(国土交通大臣の認可)に違反して料金所を通行した自動車その他の車両の運転者に対して、刑事罰が科されることになりました。

 東日本高速道路株式会社では、従前から「不正通行対策」に取り組んできましたが、本件容疑者が、料金所で強行突破を繰り返していたため、千葉県警察本部高速道路交通警察隊に通報し、これが契機となり、今回の逮捕に至ったものです。

 当社ではこれまでも、有料道路事業に対するお客さまの信頼を損ねることがないよう不正通行監視カメラなどを活用し、『不正通行は許さない』という強い姿勢で取り組んでまいりましたが、今般、重大事故につながりかねない危険で悪質な不正通行を行った容疑者が逮捕されたことは、通行料金負担の公平性の確保及び不正通行抑止の観点だけでなく、安全面からも意義のあるものと考えています。

 今後も不正通行に対し、毅然とした態度で臨むとともに、警察の捜査に積極的に協力し、不正通行対策に取り組んでまいります。