数十年に1度きりの珍しい花が、いよいよ開花します!

平成20年6月27日
東日本高速道路株式会社
市原管理事務所

 NEXCO東日本 市原管理事務所(千葉県市原市、所長:湯山 実)が管理する館山自動車道 市原サービスエリア(下り線)に植栽された「リュウゼツラン」が、この夏の開花に向けて準備を始めていますのでお知らせします。

 リュウゼツランは成長が極めて遅く、海外では100年に1度しか咲かないということからセンチュリープラントとも呼ばれ、日本の気候風土でも、30年から50年に1度しか開花しないと言われています。

 また、開花の珍しさだけでなく、「マスト」と呼ばれる花茎を数メートルに亘って伸ばし、そこから横に伸ばした花柄に筒状の黄色い花を密集させる形態も、他の植物には見られない独特なものとして注目されます。

 NEXCO東日本では、今回の開花を迎え、予想開花時期が小・中学生の夏休み期間にも重なることから、児童・生徒の皆さんに珍しい花の観察をしていただくとともに、観光客の皆さまにもお楽しみいただくため、現地に観察台を設けることとしました。

 さらに、市原サービスエリア(下り線)を訪れていただいたお客さまに開花日を予想していただく「開花日予想クイズ」を行い、お客さまとともにリュウゼツランの開花を見守ろうと考えています。

 リュウゼツランの開花に関する各種イベントの詳細は、下記をご覧ください。

 なお、NEXCO東日本では、リュウゼツランの開花の様子をホームページに「ハナちゃんの観察日記」として掲載し、継続してお知らせしてまいりますのでご覧ください。

イベントなど

観察台の設置7月19日から8月中旬(花の開花期間中)まで。午前7時から午後6時の間、ご自由にご覧いただけます。
(雨天時は時間の変更又は中止をさせて頂くことがございます)
ハナちゃんの観察日記開花までの様子をホームページに掲載します。
アドレス(http://www.driveplaza.com/sapa/1130/1130011/2/
開花予想クイズ

 7月5日から7月21日の間に市原サービスエリア(下り線)を訪れていただいたお客さまを対象に、「ホテルマ・メゾン西湖(山梨県南都留郡富士河口湖町)」のペア宿泊券が3組に当たる開花予想クイズを行います。

記念商品の販売

 リュウゼツランから抽出した「アガベシロップ」と、このシロップを使ったオリジナル「パウンドケーキ」を7月5日(土)から市原SA下りのショッピングコーナーで限定販売いたします。

 「アガベシロップ」は、日本ではあまり馴染みがありませんが、砂糖の約1.4倍の甘味があり、血糖上昇値が低いなど、健康にも良い天然植物性甘味料です。
是非、この機会にご賞味ください。

館山自動車道
全通1周年記念イベント

 館山自動車道全通1周年を記念して、7月19日(土)に市原サービスエリア(下り線)でフリーマーケットやメキシカンミュージックの演奏などを予定しています。イベントの詳細は別にご案内します。

『リュウゼツラン』とは?!

  • リュウゼツランの仲間は、メキシコを中心に米国の南西部や中南米の亜熱帯地域に分布しており、その種類は100種以上とも、300種とも言われています。
    市原サービスエリアに植栽されているのは「アオノリュウゼツラン」という種です。
2003年開花の様子のイメージ画像
  • リュウゼツランは成長が極めて遅く、海外では100年に1度しか開花しないという誤った認識から「センチュリー プラント」という名前が付いています。
  • 実際の開花の周期は、数十年に1度くらいで、我国では30年から50年に1度くらいだと言われています。
  • 開花の際には、「マスト」を数メートルにも伸ばし、そこから横方向に伸びた花柄に筒状の黄色い花を付けます。現在、市原サービスエリア(下り線)のリュウゼツランの状況は、写真のとおりです。(6月27日現在、高さ約4.3m)
6月24日現在の状況のイメージ画像
  • リュウゼツランの多くの種は、開花が終わると株は枯れてしまいます。市原サービスエリア(下り線)のリュウゼツランも、開花が終わると枯れてしまうものと思われます。
  • また、リュウゼツランの一部の種は、調味料やお酒(テキーラ)などの原料として用いられており、今回の開花に合わせてハイウェイショップで販売するアガベシロップもその一つです。