圏央道のストック効果をお知らせします

~ 圏央道埼玉県区間 全線開通1ヶ月後 ~
※ ストック効果:整備された社会資本が機能することによって、継続的に中長期的に得られる効果。

平成27年12月25日
国土交通省
東日本高速道路株式会社

主なストック効果

  • 都心の渋滞を避けて目的地へ
    圏央道内側を通過していた[東名高速⇔東北道]の交通が9割⇒3割と大幅に減少
    首都高速中央環状線経由の交通量 4,300台/日⇒2,300台/日に減少
    交通量が減少した首都高速中央環状線(大橋JCT~江北JCT)の渋滞が約2割減少
  • 関東近郊の観光地がより身近に
    鬼怒川温泉では台風の影響で宿泊客数が前年比5%減少したが神奈川県内からの宿泊客数が2割増加したとの声
  • 沿線に立地する企業の生産性の向上に寄与
    移動時間が短縮し、配送が効率化するため生産性の向上に繋がるとの期待
    標準配送範囲が約1.2倍拡大(半径80km→100km)したとの声
  • 今回開通区間の交通量
    圏央道(桶川加納IC~白岡菖蒲IC):平均32,600台/日
さらに、東北道から常磐道が圏央道でつながります。
圏央道(境古河IC~つくば中央IC間) 平成28年度開通予定

効果1 都心の渋滞を避けて目的地へ

  • 圏央道内側を通過していた[東名高速⇔東北道]の交通が9割⇒3割と大幅に減
  • 中央環状線では交通量が約2%減少、渋滞が約2割減少
  • 残る内側を通過する交通は新たな高速料金の適用で転換されることが期待される
都心の渋滞を避けて目的地へのイメージ画像

効果2 関東近郊の観光地がより身近に

  • 圏央道埼玉県区間が開通し、関東近郊の観光地が活性化
  • 鬼怒川温泉の旅館関係者からは神奈川県内からの宿泊客数が2割増加したという声
  • 圏央道がさらにつながることで、外国人観光客の増加に期待
関東近郊の観光地がより身近にのイメージ画像

効果3 沿線に立地する企業の事業拡大・生産性向上に期待

  • 圏央道で移動時間が短縮し、配送が効率化するため生産性の向上に繋がるとの期待
    今回の開通で、標準配送範囲が約1.2倍拡大(半径80km→100km)したとの声
沿線に立地する企業の事業拡大・生産性向上に期待のイメージ画像

参考1 開通後の交通状況

  • 東名高速では、圏央道の迂回機能によって圏央道内側の交通量が減少(-5,500台/日)
    今回開通区間に並行する外環道では、圏央道への転換により交通量が減少(-6,300台/日)
  • 今回開通区間(桶川加納IC~白岡菖蒲IC)の交通量は、平均32,600台/日
  • これまでに開通している圏央道の関越道~中央道間、中央道~東名高速間の交通量がそれぞれ約1割増加
開通後の交通状況のイメージ画像

圏央道開通区間概要

  • 首都圏中央連絡自動車道(圏央道)は、首都圏の道路交通の円滑化、沿線都市間の連絡強化等を目的とした、都心から半径およそ40~60kmの位置に計画されている総延長約300kmの環状の自動車専用道路です。平成27年10月31日(土)、桶川北本IC~白岡菖蒲IC間、延長約10.8kmが開通したことにより、圏央道埼玉県区間は全線開通となりました。圏央道埼玉県区間は昭和60年度、都県境~関越道間の事業化に始まり、約30年の年月を経て全線開通を迎えたことになります。今回の開通により、圏央道は、現在までに約241kmが開通しています。
  • 今回開通区間の概要
    路線名:国道468号首都圏中央連絡自動車道(圏央道)
    ○開通区間:桶川北本IC(埼玉県桶川市川田谷)~白岡菖蒲IC(埼玉県久喜市菖蒲町上大崎)
    ○開通日:平成27年10月31日(土)15時
    ○延長:10.8km
    ○開通IC:桶川加納IC
    ○車線数:4車線
    ○開通PA:菖蒲PA
環状道路の4つの役割のイメージ画像

今回開通区間の位置図

今回開通区間の位置図のイメージ画像
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