東北支社『冬季交通確保緊急対策本部』の設置について

平成18年1月10日
東日本高速道路株式会社
東北支社

 この冬、東北地方は記録的な大雪が続いており、地域経済などへの影響が出るなど深刻な状況となっておりますが、東日本高速道路(株)東北支社では、安全で円滑な交通の確保に向け道路管理の更なる強化を図るため、1月6日に『冬季交通確保緊急対策本部』を設置いたしました。

 現在、除雪時等の除雪対応として当支社および協力会社が保有している約500台の除雪等車両を24時間体制で稼動している状況ですが、今後、除雪等車両の応援派遣については降雪状況に対応した配置や関係機関との情報交換を図るなど支社の全力を挙げて対応いたします。

1 降雪状況(12月末現在)

 東北地方の高速道路における主要16地点の12月末での累計降雪量の平均は、昨年111cmでしたが、今年は約3倍の335cmに達しております。
 (山形県月山IC 10.4m、岩手県湯田IC 7.0m、岩手県竜ケ森付近 5.8m、福島飯坂IC 1.3mなど)

2 除雪機械の稼動状況(12月末現在)

 東北支社管内の除雪機械の出動回数は延べ13,000回(昨年は6,000回)で昨年の2.2倍となっており、また、東北支社管内における除雪車両の事務所間相互応援は1月5日現在で、のべ20回《36台》(昨年は2回《5台》)に達しています。

3 東北支社における除雪体制状況(1月5日現在)

 高速道路において通行止めなどの交通障害が発生した場合は「警戒体制」、広域又は長時間の場合は「緊急体制」としていますが、今冬は合計29回設置しており昨年の約6倍になっています。

警戒体制緊急体制
平成17年度27回(188時間)2回(27時間)29回(215時間)
平成16年度4回(44時間)1回(10時間)5回(54時間)

 東日本高速道路(株)東北支社からのお願い

 東日本高速道路(株)東北支社では、お客様に安全で快適に走行していただけるよう除雪作業などに努めておりますが、雪道での交通事故は後を絶ちません。

 雪道は滑りやすく、急ブレーキ、急ハンドルなどの"急"のつく運転動作は非常に危険です。また、時には自分がルールを守っていても、ルール違反の車により事故に巻き込まれることもあります。車間距離を十分に取り、速度を控えて安全運転を心掛けてください。

路肩拡幅除雪状況の写真
ロータリー除雪車による路肩拡幅除雪状況
休憩施設積雪状況写真の写真
休憩施設積雪状況

【参考資料】

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