サグ部などでの交通集中による渋滞の緩和

平成18年1月26日
東日本高速道路株式会社

サグ部などでの交通集中による渋滞の緩和

  • 上り坂やサグ部での速度低下による渋滞を緩和するために、最大20km以上の渋滞が予測された東北道羽生IC付近(上り線)や関越道 花園IC付近(上り線)において『LED標識車を利用した速度回復情報提供』による渋滞緩和対策を実施しました。
  • 対策を行った日は、両箇所とも前年度の同日と比べて日交通量はほぼ同じでしたが、渋滞は東北道羽生IC付近(上り線)では前年より約9割、関越道 花園IC付近(上り線)では約2割減少しました。

1 『LED標識車を利用した速度回復情報提供』の概要

上り坂やサグ部での速度低下に伴う渋滞

 上り坂やサグ部おいて、無意識のうちに速度が低下する車がいることにより、後続車が車間距離が縮り、
連鎖的にブレーキを踏むことにより、渋滞が発生する。
(最初に速度低下した車は、渋滞の原因となったことに気がつかない)

渋滞の先頭付近で「速度低下の注意喚起」を行うことにより、渋滞が緩和される

渋滞発生前:
この場所は無意識のうちに速度が低下し、渋滞を引き起こす可能性があることを認識してもらうための情報を提供
(情報提供内容: 「速度低下注意」「○○○m先上り坂」)
渋滞時:
まもなく渋滞が終了し、速度回復をお願いするための情報を提供
(情報提供内容: 「○○○m先渋滞終了」「速度回復願います」)

2 東北道羽生IC付近(上り線)での渋滞緩和効果

前年度の同日と比べて日交通量はほぼ同じでしたが、渋滞は約9割減少しました。

※直近上流での事故に伴う一時的な交通量減少による渋滞緩和を含む

 渋滞の先頭)
 羽生IC付近(上り線)
 最大渋滞長)H16年度:19.1km ⇒ H17年度:6.6km (▲61%)
 渋滞量)H16年度:43.0km・hr ⇒ H17年度:3.0km・hr (▲93%)
 日交通量)H16年度:51千台 ⇒ H17年度:50千台 (▲ 2%)
 (ピーク時の時間交通量 H16年度:4.7千台 ⇒ H17年度:4.8千台)

3 関越道花園IC付近(上り線)での渋滞緩和効果

前年度の同日と比べて日交通量はほぼ同じでしたが、渋滞は約2割減少しました。

渋滞の先頭)
花園IC付近(上り線)
最大渋滞長)H16年度:12.9km ⇒ H17年度:10.9km (▲16%)
渋滞量)H16年度:59.7km・hr ⇒ H17年度:51.8km・hr (▲15%)
日交通量)H16年度:58千台 ⇒ H17年度:58千台 (-)
(ピーク時の交通量 H16年度:4.8千台 ⇒ H17年度:4.8千台)