安全・安心な高速道路の実現へ 違反車両根絶に向けて合同取り締まりを実施しました

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令和7年10月7日
東日本高速道路株式会社
北海道支社

 NEXCO東日本北海道支社(札幌市厚別区)は、E5道央自動車道(道央道) 札幌南本線料金所(上り線・苫小牧方面)において、北海道警察・北海道運輸局との3機関による合同取り締まりを実施しました。
 本取り締まりでは、車両制限令違反や道路交通法・道路運送車両法違反の一斉取り締まりや車両脱輪防止の啓発、「トラック・物流Gメン」によるトラックドライバーへの聞き取りを計13台に対して実施しました。

  • 「トラック・物流Gメン」とは・・・運送業界における適正運賃の収受や労働環境の改善のため、トラックドライバー等から長時間の荷待ちや無理な運送依頼に関する情報の聞き取りを実施し、発荷主・着荷主・元請事業者等の是正指導を行う国土交通省に創設された専門部隊です。(国土交通省ホームページより)

1.実施概要

(1)実施日時 令和7年10月7日(火)10:30~12:00
(2)実施場所 E5道央自動車道 札幌南本線料金所(上り線・苫小牧方面)
(3)実施機関 NEXCO東日本 北海道支社
北海道警察本部 交通部高速道路交通警察隊
北海道運輸局 自動車技術安全部技術課
北海道運輸局 自動車交通部貨物課(トラック・物流Gメン)
(4)取り締まり結果 引込台数 13台
違反内訳 措置命令(車両制限令違反) 1台
警告(車両制限令違反) 0台

【本日の合同取り締まりの様子】

重量の計測
トラックドライバーへの聞き取り
脱輪防止点検

 従前より交通事故防止・道路保全などの観点から、関係機関と連携して違反車両に対する取り締まりを実施していますが、依然として、積載不適当車両からの積載物の落下に起因する交通事故や、車両制限令違反車両による路面・道路構造物の損壊などが社会的に大きな問題となっています。
 関係機関と一体となり、安全・安心な高速道路空間の実現に向けて、今回の取り組みを広く周知することで、今後の法令違反の防止・抑止につなげたいと考えております。

2.当社の取り組みについて

 道路法の政令である車両制限令で定められた重量・幅・長さ・高さ・最小回転半径の最高限度(一般的制限値・右図参照)を超過する車両が道路を走行することは、原則的に禁止されており、車両制限令に違反する車両が道路を走行すると、道路の損壊・劣化や交通事故の発生につながる恐れがあります。(注1)
 これらの事態により、走行中のお客さまの安全・安心が脅かされるのを防ぐため、NEXCO東日本は、「車限隊」(注2)を組織し、日頃から車両制限令違反車両に対する取り締まりを行っています。また、車両制限令違反を繰り返し行った「大口・多頻度割引制度」(注3)の契約者に対しては、割引の停止措置などを行います。

(注1)

やむを得ず車両制限令で定められている重量・寸法の最高限度を超える車両を走行させる場合は、事前に道路管理者から特殊車両通行許可を受ける必要があります。

(注2)

NEXCO東日本が編成する車両制限令等違反取締隊のことを言います。道路法に基づき道路管理者から指定された「道路監理員」からなる組織であり、車両制限令違反行為の中止や、積載不適当車両の通行の中止を命じる権限などを有します。

(注3)

NEXCO3社が行っている、高速道路を頻繁に利用するお客さま向けの施策であり、大口・多頻度割引契約をすることにより、NEXCO3社が管理する高速道路の通行料金が割り引かれます。

~車限隊よりトラックドライバーの皆さまへ~

 日頃より弊社の取り締まりにご理解とご協力をいただき、誠にありがとうございます。取り締まり現場でドライバーから事情を伺う中で、車両制限令や特殊車両通行許可制度に関する認知率が向上していることを私たちも感じておりますが、現在も一定数の法令違反が見られております。
 車両制限令違反は道路の損壊だけでなく、ドライバー本人の安全をも脅かす大変危険な行為です。安全・安心な高速道路空間の実現のためには、皆様が法令をより一層遵守して高速道路を利用していただく必要があります。
 今後もご理解とご協力のほどよろしくお願いいたします。

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