早めの冬用タイヤ交換で安全ドライブを!~11月上旬の冬用タイヤ装着率はまだ4割未満!~

PDFバージョン【PDF:533KB】

令和7年11月12日
東日本高速道路株式会社
東北支社

 NEXCO東日本東北支社(仙台市宮城野区)では、降雪の時期を迎えるにあたり、早めの冬用タイヤへの交換で安全にドライブをしていただくために、初冬期の高速道路における冬用タイヤの装着率をお知らせします。
 令和7年11月第1週に実施した調査では、冬用タイヤの装着率はまだ38.0%の状況です。シーズン初めは、路面凍結や積雪路面でのスリップ事故などが多く発生する傾向にあります。
 東北地方の高速道路では初雪観測がされ始め、すでに冬の天気になっており、路面がシャーベット状になっている箇所が出てきています。

1.東北6県の冬用タイヤ装着率

参考資料-1【PDF:199KB】

県名 11月第1週
(11月4日~7日)
調査箇所
青森県 56.3% E4東北道、E6常磐道等のサービスエリア・パーキングエリア
岩手県 51.3%
秋田県 52.2%
宮城県 33.3%
山形県 47.4%
福島県 27.0%
東北6県 38.0%

(NEXCO東日本東北支社調べ)
 第2回調査を12月上旬に予定しております。

宮城県・福島県では冬用タイヤ装着率はまだ3割程度(約7割がノーマルタイヤ)
青森県・岩手県・秋田県・山形県でも冬用タイヤ装着率はまだ5割程度(約5割がノーマルタイヤ)

  • 『冬道では冬用タイヤで走行』

    ノーマルタイヤで冬道を走行するのは大変危険です。
    初冬期は事故が発生しやすい傾向です。
    早めの冬用タイヤ交換があなたと大切な人を守ります。

    雪道研究家 マンモシ博士

2.NEXCO東日本東北支社からのお願い

  • 『タイヤの点検で脱輪防止』

    タイヤの交換時期には脱輪が発生しやすくなります。
    ナットの締め方に緩みが無いか確認するとともに、交換したタイヤの空気圧も補充いただき、脱輪事故防止やタイヤバースト防止に努めていただきますよう、ご協力をお願いします。
    令和5年12月には八戸自動車道で、大型トラックから外れたタイヤがぶつかり、高速道路で作業した方が亡くなる事故が発生しました。

  • 『タイヤの溝の確認』

    冬用タイヤはノーマルタイヤに比べて使用できる寿命の限界が早いと言われています。
    冬道で安全に走行するためには溝の深さが新品から50%程度摩耗したタイミング(5mm)が交換時期です。
    簡単なチェック方法として、100円玉をタイヤの溝に差し込んで「1」の字が見えたら、残り溝約5mmです。

    参考:マンモシ博士冬の高速道路ガイド 冬道運転の準備と心がまえ

  • 『冬道での運転はゆっくりと安全な運転』

    シーズン初めの冬道運転は、冬道での安全運転の感覚が戻っていない場合があります。
    いつもより早い時間の出発をおすすめします。

  • 『お出かけ前もお出かけ中もこまめに情報収集』
    参考資料-2【PDF:209KB】

    冬の高速道路は天候が急変しますので、お出かけ前もお出かけ中も、高速道路情報や気象情報などの情報をこまめに確認するようお願いします。

3.冬道で起きる危険な事象について

  • スタック
    積雪路・凍結路はノーマルタイヤでは歯が立たず、車も人も立ち往生してしまいます。スタックは、冬道を大渋滞に陥れ、交通事情を混乱させる要因になります。
  • ホワイトアウト
    冬用タイヤをはじめ冬の装備を万全にしたうえで、気象情報や道路のコンディションをお出かけ前にしっかり確認して、危険から身を守りましょう。

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