早めの冬用タイヤ交換で安全ドライブを!~まだ約1割のお客さまが冬用タイヤ未装着です!~

PDFバージョン【PDF:568KB】

令和7年12月9日
東日本高速道路株式会社
東北支社

 NEXCO東日本東北支社(仙台市宮城野区)では、本格的な降雪の時期を迎えるにあたり、早めの冬用タイヤへの交換で安全にドライブをしていただくために、高速道路における冬用タイヤの装着率をお知らせします。
 令和7年12月第1週に実施した調査では、冬用タイヤの装着率は91.4%の状況です。
 東北地方の高速道路ではまとまった降雪が観測され、路面が積雪状態になっている箇所が出てきており、ノーマルタイヤでの通行は大変危険です!積雪・凍結した冬道で通常感覚の運転は禁物。タイヤも頭の中も冬道モードに切り替えてください。

1.東北6県の冬用タイヤ装着率

参考資料-1【PDF:198KB】

県名 12月第1週
(12月1日
~4日)
調査箇所
青森県 100% E4東北道、
E6常磐道等の
サービスエリア・
パーキングエリア
岩手県 97.1%
秋田県 100%
宮城県 82.1%
山形県 96.6%
福島県 90.3%
東北6県 91.4%

(NEXCO東日本東北支社調べ)
 今回が令和7年度の最終調査となります。

  • 冬用タイヤ未装着が、岩手県・山形県でも1割弱
    宮城県・福島県では2割程度
  • 東北地方の山間部は冬タイヤ必要、必ず装着を!
  • 太平洋沿岸部でも路面凍結に注意、早めに冬タイヤ装着を!
  • ノーマルタイヤで冬道を走行するのは大変危険です。
    ノーマルタイヤで積雪・凍結道路を運転するのは法令違反となります。
    早めの冬用タイヤ交換があなたと大切な人を守ります。
雪道研究家 マンモシ博士

2.NEXCO東日本東北支社からのお願い

  • 『タイヤの点検で脱輪防止』

    タイヤの交換時期には脱輪が発生しやすくなります。
    ナットの締め方に緩みが無いか確認するとともに、交換したタイヤの空気圧も補充いただき、脱輪事故防止やタイヤバースト防止に努めていただきますよう、ご協力をお願いします。
    令和5年12月には八戸自動車道で、大型トラックから外れたタイヤがぶつかり、高速道路で作業した方が亡くなる事故が発生しました。

  • 『タイヤの溝の確認』

    冬用タイヤはノーマルタイヤに比べて使用できる寿命の限界が早いと言われています。
    冬道で安全に走行するためには溝の深さが新品から50%程度摩耗したタイミング(5mm)が交換時期です。
    簡単なチェック方法として、100円玉をタイヤの溝に差し込んで「1」の字が見えたら、残り溝約5mmです。

    参考:マンモシ博士冬の高速道路ガイド 冬道運転の準備と心がまえ

  • 『冬道での運転はゆっくりと安全な運転』

    シーズン初めの冬道運転は、冬道での安全運転の感覚が戻っていない場合があります。
    いつもより早い時間の出発をおすすめします。

  • 『お出かけ前もお出かけ中もこまめに情報収集』
    参考資料-2【PDF:215KB】

    冬の高速道路は天候が急変しますので、お出かけ前もお出かけ中も、高速道路情報や気象情報などの情報をこまめに確認するようお願いします。

3.冬道で起きる危険な事象について

  • スタック
    積雪路・凍結路はノーマルタイヤでは歯が立たず、車も人も立ち往生してしまいます。スタックは、冬道を大渋滞に陥れ、交通事情を混乱させる要因になります。
  • ホワイトアウト
    冬用タイヤをはじめ冬の装備を万全にしたうえで、気象情報や道路のコンディションをお出かけ前にしっかり確認して、危険から身を守りましょう。

PDFファイルをご覧いただくには、AdobeSystems社のプラグインソフト「Acrobat Reader(日本語版)」が必要です。お持ちでない方は、こちらからダウンロード(無料)してご利用ください。