ゴールデンウィーク時期の渋滞緩和対策の効果について

平成20年5月29日
東日本高速道路株式会社

 NEXCO東日本(東京都千代田区、代表取締役会長:八木重二郎)では、ゴールデンウィーク期間中(4月25日(金)~5月6日(火)の12日間)、きめ細かな渋滞予測情報を提供するとともに、サグ部などの渋滞が予測される箇所で「LED表示板による速度回復情報提供」を行うなど、原因に応じた渋滞緩和対策を行いました。

 昨年と比較して、期間前半の休日パターンが飛び石連休になったことからご利用台数が約1.4%減少し、また渋滞緩和対策を推進したことにより、10km以上の渋滞の渋滞量については約7.0%減少しました。さらに一昨年と比較すると、ご利用台数が約1.2%増加しているにもかかわらず、10km以上の渋滞の渋滞量については約10.6%減少しており渋滞緩和対策の効果が表れました。

  • 渋滞量は、渋滞規模を表す指標(渋滞長×渋滞時間)
10km以上の
渋滞
今年
(H20)
昨年
(H19)
一昨年
(H18)
増減率
H20/H19
増減率
H20/H18
備考
渋滞量4,244km・hr4,564km・hr4,746km・hr▲ 7.0%▲10.6% 
ご利用台数(日平均)1,447千台1,468千台1,430千台▲ 1.4%+ 1.2% 

1 サグ部などでの速度回復情報提供による渋滞緩和効果

 上り坂やサグ部※1では、上り坂にさしかかったときに無意識のうちに走行速度が低下し、渋滞が発生することがあります。こうした渋滞を緩和するために、大きな渋滞が予測された東北道や関越道、常磐道等で、視認性に優れたLED(発光ダイオード)表示板を利用して速度回復を促すための情報提供を行いました。

 今回は対策箇所を27カ所行なった結果、対策箇所全体で渋滞量が約7%減少しました。

特に東北道下り羽生パーキングエリア(PA)付近では、対策を行ったことで渋滞先頭付近の走行速度が向上し、渋滞量が約45%減少した日がありました。

 この渋滞対策は少ないコストで渋滞の緩和につながるため、今後も実施していきます。

※1 凹部のことをいい、道路では下り坂から上り坂に変化する箇所

2 渋滞発生前の車線利用平準化による渋滞緩和効果

 インターチェンジ(IC)の合流部では、走行車線に合流する車や速度の遅い車を避けようとして、より高速走行ができる追越車線に極端に交通が偏る傾向にあり、渋滞の原因となります。このような箇所では、車線利用を平準化することにより交通容量が増加し、渋滞緩和が図られます。

 今回3カ所でこの対策を行い、特に東北道上り矢板ICなどでは、車線利用平準化による渋滞緩和対策として、LED表示板により走行車線利用を促進するための情報提供を行いました。対策を行った日の中には、未対策日と比べて車線利用の平準化が図られ、渋滞量が約21%減少した日がありました。

3 ETC普及に伴う主な本線料金所の渋滞緩和効果

 ゴールデンウィーク期間中の首都圏の主要な本線料金所※1でのETC利用率は約74%と、昨年同期(約68%)に比べて約6%増加しました。ETCの普及に伴い、本線料金所を先頭とする交通集中渋滞※2の渋滞量は、ETC導入直後の平成14年と比べて約99%減少し、ETCをご利用のお客さまだけではなく料金所を通過するすべてのお客さまに、ETCの普及による渋滞緩和の効果が及びました。

  • ※1 東北道 浦和TB、関越道 新座TB、常磐道 三郷TB、東関東道 習志野TB(TB:本線料金所)
  • ※2 料金所を先頭とする交通集中による渋滞であり、事故渋滞、接続する道路からの渋滞延伸は含まない。

4 ETC時間帯割引のご利用に伴う交通の変化

 東北道や関越道などでは、ETC時間帯割引制度の導入前(平成16年)と比べて、深夜割引や早朝夜間割引が適用される夜間・早朝の交通量が大きく増加しており、割引制度導入により交通のシフトが促進されました。下り方面では、交通量が少ない早朝夜間の交通量が増加して、渋滞が発生するピーク時の交通量が減少する交通のシフトが図られた日がありました。

 ETC時間帯割引は、渋滞に巻き込まれずに快適な走行ができるとともに、渋滞の緩和にもつながりますので、今後とも有効にご利用ください。

5 渋滞予測情報のご利用状況

 お客様さまのゆとりある旅行計画づくりにご活用いただくために、NEXCO東日本の情報サイト『ドラぷら(http://www.driveplaza.com)』などで高速道路の渋滞予測情報を提供しており、高速道路の情報サイトが、平成19年10月3日に3社(NEXCO東日本、中日本、西日本)合同の『ドラなび』からNEXCO東日本単独の『ドラぷら』にリニューアルして以来、渋滞予測情報を月平均約71万件ご利用いただいており、今年のゴールデンウィーク前である4月の1ヶ月間は約122万件と約1.7倍のご利用をいただきました。また、今年4月と年末年始の交通混雑期前である昨年12月のご利用件数を比較すると約24%増加しました。

 渋滞予測情報をご覧いただき、渋滞を避けてご利用いただくことにより、快適なドライブができるとともに、高速道路の渋滞も緩和します。是非、渋滞予測情報をご利用ください。

 また、NEXCO東日本では、快適・確実な高速道路をお客様にご提供するために、渋滞の発生要因を分析し、渋滞対策を効果的・効率的に推進していきます。

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