RECRUIT

令和4年4月1日、最初に導入されたETC専用料金所は偶然自宅の近くでした。無事にお客さまにご利用いただけるのか気になって、ETC専用料金所に思わず確認に行きました。自分自身、車で料金所を通過できてホッとしたと同時に、達成感とやりがいを感じました。

業務全体としての大きなやりがいは、自分のやった仕事が東日本だけでなく全国規模で展開される点です。気候条件や周辺環境等で求められる設備が違い、さまざまな議論をしてETCの基本的な仕様を考えます。故障しにくくしたい、けれども機能を増やしたい、そうするとコストがかかるなど、同時にすべてを叶えるのは困難です。そういった調整に頭を悩ませ、最終的に仕様が決まるととても嬉しいです。未来の高速道路のスタンダードをつくっている、そんな気持ちで仕事に挑んでいます。

大学院でロボットの研究をしていたのですが、将来はロボットにこだわらずより大きな範囲で社会貢献できる企業で働きたいという気持ちがありました。まずは通信事業者や交通インフラ系企業を調べ出し、高速道路会社も調べ、当社の会社説明会に参加しました。そこで高速道路が物流・人流を支えているという話を聞き、ここならば東日本という大きな範囲での社会貢献ができるはずだと思いました。なおかつ、自分が勉強してきたシステム、通信、電気系の知識を活かせる環境があることもわかりエントリーしました。

初任地の水戸管理事務所に在籍中、当時の上司から手紙をもらいました。そこには「いろいろな人の話を聞いて、いろいろなことを吸収できるのは君のいいところだ。そのまま伸ばしていってください」といったことが書かれていて、自分では気付かなかった長所を教えてもらいました。

その後、異動のたびにたくさんの経験をしてきましたし、自分の長所を意識して仕事をすることで、多くの人からさまざまな物事を学ぶことができました。自分の専門であるシステムや通信の知識はより深まり、それ以外の職種についてもジョブローテーションで身に付いてきました。前の部署で得た知識を次の部署でも活かせるようになり、成長を感じるとともに自信もついてきました。さらに、入社当時とくらべて新しい業務に対して挑戦したいと考えるようになったことも成長した点です。

当社の事業範囲は東日本という広いエリアですが、さらに、その他の地域にも影響を及ぼし、たくさんの人の生活の土台になっている点が何よりも好きです。

例えば、東北の港で水揚げされた魚が高速道路を使って関東を通過し、西の地域に届く。これは、当社の事業エリアに住む人や働く人が日本全国とつながって、さまざまな人の生活に大きな影響を及ぼしているということです。それって、すごいことだなと思います。入社した理由も、ここで働き続けている理由も、まさにそういう考えからきています。

個人的には、自分が身に付けたスキルや知識をもっと現場に還元していきたいと思っています。そのためには、現場に近い部署に異動して､答え合わせをして「よし！」という確信を持ちたい。さらに、現場で得た経験を活かし、現場のためになるような施策を本社や支社で考えて課題解決をし、会社の未来へとつなげたいですね。

一方、高速道路の未来はどうなるかというと、高速道路が車に対して情報発信する機会が増えるはずです。たとえば、次のサービスエリアでやっているイベント情報がリアルタイムに届いて、予定にはなかったけれど立ち寄ってイベントに参加したり、買い物や食事を楽しんだりできる。いまの高速道路よりもっと利便性が向上し、よりドライブが楽しくなり、地域経済の活性化にも役立つと考えています。