健康経営への取組み

1．取組方針

　24時間365日、安全・安心・快適・便利な高速道路サービスを提供し、地域社会の発展・日本経済の活性化に貢献することが、私たちの社会的使命です。その社会的使命を高いレベルで果たし続けていくためには、社員一人ひとりの健康が重要であり、社員が健康で活躍できる環境を整えるとともに、社員一人ひとりも自身の健康に自覚と責任を持つ必要があります。NEXCO東日本は社員一人ひとりが健康でやりがいをもって働ける環境を整備し、社員が自らの持てる力を最大限に発揮し、イキイキと活躍できるよう、これからも職場環境の整備や社員の健康保持・増進に積極的に取り組んでいきます。

NEXCO東日本
取締役兼常務執行役員　椎名　穣
（労働安全衛生推進委員会委員長）

基本理念

　NEXCO東日本グループは、グループの事業に携わる全ての者の安全の確保及び健康の増進を図ることが、事業実施の根幹をなすものであることを認識し、グループをあげて安全かつ快適な労働環境の維持・向上に努めます。

基本方針

　基本理念に基づき、安全かつ快適な労働環境の維持・向上に向け、以下の基本方針に従い不断の努力を続けます。

東日本高速道路株式会社は、事業に関する労働安全衛生関係諸法令等を遵守します。
東日本高速道路株式会社は、労働安全衛生を推進するために必要な体制を整備します。
東日本高速道路株式会社は、危険及び健康障害を防止するための適切な対策を講じ、継続的な改善を図ります。
東日本高速道路株式会社は、労働安全衛生に関する必要な情報を把握し、適切な方法で周知するとともに、教育、啓発活動に取り組みます。
東日本高速道路株式会社は、グループ会社とともにグループ全体の安全かつ快適な労働環境の維持・向上に努めます。

2．健康経営で解決したい課題

生産性の向上
社員とその家族が明るく健康な生活を営むとともに、社員が自らの持てる力を最大限に発揮し、イキイキと活躍できる環境を整備すること。
ヘルスリテラシーの向上
社員一人ひとりが自らの健康は自ら守る意識を持ちながら、心身の健康づくりに主体的に取り組むことを支援すること。
組織の活性化
社員一人ひとりのモチベーション向上と職場における一体感の醸成を推進すること。

3．取組体制

　基本理念、基本方針に基づき、人事担当取締役を委員長とする労働安全衛生推進委員会を設置し、社員の安全確保及び健康保持・増進を図っています。

4．主な取組み

健康管理
春の定期健康診断（法定）のほか、社員の健康保持・増進のために秋の健康診断および重雪氷地域の事業所では雪氷対策期間における健康診断を実施しています。
また、各地域拠点に看護師を配置し、各事業所の巡回健康相談を実施しています。
メンタルヘルスケア
ストレスチェックを実施し、社員のメンタルヘルス状況を定期的にモニタリングするとともに、その改善に向けた取組みにつなげています。また、セルフケア、ラインケアに関する知識習得のため階層別のメンタルヘルス研修を実施しています。
各地域拠点には、心理相談員を配置し、ストレスに対する気づきの援助やメンタルヘルス教育、相談対応などを実施しています。
健康増進
健康保険組合と連携し、普段からの健康づくりと病気予防を目的に年2回のウオーキングキャンペーンを開催し、生活習慣病等の予防に取組んでいます。
職場レクレーションへの支援
職場における健康増進やコミュニケーション推進に資する活動を支援しています。
女性特有の健康課題への対応
女性が健康でその能力を発揮するために、女性の健康課題を認識し、支援するため2022年度から女性の健康課題全般をテーマとしたセミナーを開催しています。

5．労働安全に関するデータ

項目	2020年度	2021年度	2022年度
健康診断受診率	99.9％	100.0％	100.0％
特定保健指導対象者割合	22.9％	21.8％	18.6％
ストレスチェック受検率	97.5％	98.5％	99.0％
高ストレス者割合	2.7％	5.7％	5.4％
ウオーキングキャンペーン参加率	13.1％	26.3％	23.2％
喫煙率	22.3％	20.7％	20.4％

6．社外からの評価

　当社は、健康に対する意識改革・行動変容・定着支援のためのさまざまな健康推進活動の取組みが評価され、2019年度より健康経営優良法人に認定されています。
　労働安全衛生推進委員会を中心に、産業保健スタッフ（産業医・看護師）や各職場、健康保険組合と連携しながら、引続き健康経営®を推進します。

「健康経営®」は、NPO法人健康経営研究会の登録商標です。