冬季の高速道路の安全な交通確保のため
雪氷対策作業へのご理解とご協力をお願いします

~11月1日より「雪氷対策期間」がスタート~

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令和7年10月31日
東日本高速道路株式会社
東北支社

 NEXCO東日本東北支社(仙台市宮城野区)は、令和7年11月1日から令和8年4月30日までを「雪氷対策期間」と定め、24時間体制で気象・道路状況の把握と雪氷対策作業を行い、冬季の高速道路の安全な交通確保に努めます。
 お客さまには、除雪作業などの雪氷対策作業にご理解とご協力をいただくとともに、早めの冬用タイヤの装着など冬道運転の準備と心構えをご確認いただくようお願いいたします。

1.安全に走行いただくための雪氷対策作業

 冬季には、お客さまに安心して高速道路をご利用いただけるよう、高速道路上で雪氷対策作業を行っています。下記の通り雪氷作業車両が低速で走行するため、走行中のお客様にはご迷惑をおかけしますが、ご理解とご協力をお願いいたします。

除雪作業について

 降雪のため路面に積雪が生じた場合や、圧雪・シャーベットの除去のため、高速走行除雪ができる除雪用トラック2~3台のグループで作業を行うもので、通常20~40km/hで実施します。

【2車線区間】(除雪作業実施例)のイメージ画像
  • 交通管理者との協議により規制形態が変わる場合があります

凍結防止作業について

 路面凍結が予測される場合、凍結防止のため事前に凍結防止剤(塩化ナトリウム)を散布します。凍結防止剤は、雪や氷を溶かすためではなく「凍結防止」を目的に用いており、通常50km/h程度で作業を実施しています。

【2車線区間】(凍結防止作業実施例)のイメージ画像
  • 交通管理者との協議により規制形態が変わる場合があります

 お客さまの安全のため、雪氷対策作業中は、無理な追越しは危険ですのでお止めいただき、作業車と十分な車間距離を取り走行していただきますよう、ご理解とご協力をお願い致します。

2.冬道運転の準備と心構え

①冬用タイヤの装着とタイヤチェックは確実に!

  • 冬の高速道路で安全に走行するために、冬用タイヤを装着してください!
     ノーマルタイヤで積雪や凍結している道路を走行するのは非常に危険です。冬の高速道路では、どの地域にお住まいの方も冬用タイヤの装着はもちろん、万が一の事態に備えて必ずタイヤチェーンを携行してください。また、しっかり装着されていないと脱輪等の事故に繋がる恐れがありますので、交換時には、ナットの緩み等の確認を忘れずにお願いいたします。
  • 冬用タイヤは寿命が短いことを知っていますか?
     冬用タイヤはノーマルタイヤに比べて使用できる寿命の限界が早いと言われています。タイヤの状態が悪い場合には、バースト事故が起こる危険性が高まります。交換前に、タイヤの溝や空気圧をもう一度確認しましょう。

②情報板の内容を確認しよう!

 情報板は現時点の道路・交通情報を的確にお知らせしています。降雪や吹雪等により高速道路が通行止めとなった場合には、一般道へ迂回をお願いいたします。また、天候や路面の状況に応じて規制速度も変わりますので、走行中は速度規制標識も確認しましょう。

雪道研究家 マンモシ博士のイメージ画像
雪道研究家 マンモシ博士

③スピードを出さない!急ハンドル・急ブレーキをしない!

 冬季においては、夏季の乾燥した路面に比べ車のブレーキの効きが悪くなり、非常に滑りやすくなります。急なハンドル・アクセル・ブレーキの操作は、スピンなどを引き起こし大変危険です。動き始めも加速・減速も「ゆるやか」「ゆっくり」をキーワードに慎重な操作を。そして十分に車間距離をあけて、余裕を持った運転を心がけましょう。

④除雪車を追い越さない!

 除雪作業や凍結しないように凍結防止剤を散布する作業を行っているもので、複数台で車線をふさいだり、時速50km以下の低速で走行しています。除雪車が巻き上げた雪や凍結防止剤が飛んできたり、追い越した先の道路状況が変化するため、追い越し・追い抜きをせず、車間距離を十分に取って作業車の後方を走行してください。

除雪車のイメージ画像
凍結防止剤散布車のイメージ画像

⑤冬道で起こる危険な現象を知っておこう!

  • スタック
     積雪路・凍結路はノーマルタイヤでは歯が立たず、車も人も立ち往生してしまいます。スタックは、冬道を大渋滞に陥れ、交通事情を混乱させる要因になります。
  • ホワイトアウト
     一瞬で視界と方向感覚が奪われる、雪によるホワイトアウト。気象情報や道路のコンディションをお出かけ前にしっかり確認して、危険から身を守りましょう。
スタックのイメージ画像
ホワイトアウトのイメージ画像

3.安全な交通確保に向けた技術導入

帯状ガイドライト

 東北道を中心に吹雪、降雪、ホワイトアウトなどの視程障害区間や事故多発区間において、安全な走行を支援するために、道路の幅やカーブが分かるようにライトを設置しています。

帯状ガイドライトの写真
帯状ガイドライトのイメージ画像1

 路面積雪時や視界不良が生じた場合でも、一定間隔で設置された機械から緑色のライトを照射し路肩ラインを標示することで、ドライバーが路肩ラインを容易に確認することができるようになりました。

帯状ガイドライトのイメージ画像2
帯状ガイドライトのイメージ画像3

セーフティライン

 除雪車・凍結防止剤散布車等の作業車後方、路面上に緑色のラインを照射しています。

セーフティラインのイメージ画像1

 このラインを目印に一定の車間距離を確保することで安全に走行していただけます。

セーフティラインのイメージ画像2

防雪柵の設置

 高速道路の吹きだまり防止や視程障害緩和を図るため、防雪柵を設置しています。

防雪柵の設置の写真

4.広報の取り組み

 広告やウェブサイト等を通じて幅広く冬道安全走行を呼びかけてまいります。

テレビCM・ラジオCM・Web広告等

デジサイ掲載用ポスター(例)のイメージ画像
デジサイ掲載用ポスター(例)
テレビ広告、WEB広告(例)のイメージ画像
テレビ広告、WEB広告(例)

公式SNS

【公式LINE】
https://lin.ee/DCmtPpN(ID:@e-nexco)

【公式X(旧Twitter)】

除雪作業状況や通行止め解除見込みなどの情報をリアルタイムで発信 友だち登録・アカウントフォローをお願いします!のイメージ画像

ウェブサイト

最新の交通情報やライブカメラはドラとらを確認!高速各社からの緊急のお知らせは高速道路影響情報サイトを確認!のイメージ画像

マンモシ博士 冬の高速道路ガイド

冬道運転の準備と心構えなどはドラぷらでマンモシ博士の解説をチェックのイメージ画像

5.お問い合わせ方法のご案内

お電話によるお問い合わせ(お客さまセンター)

 24時間、365日、お客さまの声をお聞きしています。
 0570-024-024 または 03-5308-2424

道路緊急ダイヤル(緊急時専用)

 落下物・逆走車・人や自転車等の立ち入り、道路の穴ぼこ、路肩の崩壊、路面の汚れなど、異状・緊急事態にダイヤルしてください。
 全国共通 #9910(24時間受付・無料)

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