【E4】東北道 佐野SA(下り線)で12月16日から長距離輸送におけるドライバー交替の本格運用に向けた実証実験を実施

~SA・PAでの長時間駐車の課題解消、物流効率化に寄与~

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令和7年12月4日
東日本高速道路株式会社

 NEXCO東日本(東京都千代田区)は、SA・PA上での休息(車中泊)による長時間駐車の課題解消や、トラックドライバーの長時間労働軽減、労働時間の上限規制への対応として、昨年度に引き続き12月16日(火)から3月19日(木)まで、E4東北道 佐野SA(サービスエリア)下り線で、ドライバー交替の更なる実証実験を実施します。長距離輸送におけるドライバー交替の本格運用へ向け、佐川急便株式会社と協力し、通年でのドライバー交替場所の確保に向けた検証を行います。

昨年度の実証実験の様子のイメージ画像
昨年度の実証実験の様子

Voice

昨年度の実証実験に参加したドライバーの声

 平日の朝は通勤時間帯であり一般道は混雑しているため、SAで交替できれば一般道の運転が減り楽になると感じた!

昨年度の実証実験に参加した事業者の声

 ドライバー負担軽減に伴う事故発生リスクが軽減できると考える。

実験概要

 関西(京都府)から東北(福島県)までの距離680kmの長距離輸送を対象に実証実験を行います。

実証実験 ドライバー交替方式のイメージ画像

実施日程:

令和7年12月16日(火)~令和8年3月19日(木)まで
朝6時台(1日1便)
(12月27日~1月13日は休止)

実施場所:

E4東北道 佐野SA(下り線)
(栃木県佐野市黒袴町)

協力企業:

佐川急便株式会社

 令和6年9月28日(土)~10月4日(金)の実証実験では、交代するドライバーや他車の安全性に問題がないこと、輸送時間短縮、ドライバーのトラック運転時間の短縮による負担の軽減効果があることが確認できました。一般道を走行する必要がなくなるため、トラックでの運行が約12km・約30分短縮されました。これにより一般道での事故リスクが低減し、1運行あたり約7.49kgのCO2削減に寄与しました。(年間換算で約1.9tの削減)
 本実験は、昨年度と同様にSA内でドライバーが交替する「ドライバー交替方式」で行います。昨年度の実験では管理用スペースを利用しましたが、本実験では既存駐車マスを活用します。
 降雪等の影響を受ける冬期間を含めて検証することで、改めて安全性の検証と道路管理への影響、物流事業者の運行管理への影響等、本格導入に向けた課題を確認します。

ドライバー交替場所(佐野SA 下り線)

ドライバー交替場所(佐野SA 下り線)のイメージ画像
  • 実験は原則として既存駐車マスを使用し、駐車マスを1箇所規制します。

 SA外の駐車場とウォークインゲートを使用してドライバーが立ち入りますが、本件は一時的な実証実験であり、道路管理上支障がないことを確認しています。本格運用の際は運用上のルールを策定・整理します。

 物流効率化等のために、佐野SAや他のSA・PAでの検証を希望される物流事業者の方を募集しています。東日本高速道路株式会社(お客さまセンター)までご相談ください。

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