環境にやさしい『ECOインター』の整備を推進します

~ 自然エネルギー・省エネルギー設備の積極的な導入 ~

平成22年5月27日
東日本高速道路株式会社

 NEXCO東日本(東京都千代田区)では、「環境にやさしい高速道路」、「沿道の生活環境や自然環境と共存共生していく高速道路」を目指して、環境を重視した取り組みを進めています。

 今後、新たに建設するインターチェンジについては、太陽光発電による自然エネルギーの活用を図るとともに、情報板や照明器具などに省エネルギー設備を積極的に取り入れ、環境にやさしい『ECOインター』として整備を進めていきます。

1 具体的な設備内容

(1)太陽光発電設備を取り入れ、インターチェンジで使用する日中の電力の一部に活用します。

  • 太陽光発電は、立地条件や気象条件等を考慮して導入します。

(2)省エネルギー設備を設置していきます。

設置箇所設備名仕様等
道路設備ECO情報板低消費電力LEDを使用した省電力情報板
ECO標識内照式標識※1にLEDランプを使用
ECO道路照明発光効率の高いセラミックメタルハライドランプ※2を使用
ECOゲート照明発光効率の高いセラミックメタルハライドランプ※2を使用
建物設備
(料金所)
室内照明 LEDランプを使用
遮熱塗装屋根 
断熱材・断熱サッシ 
  1. 内照式標識とは、標識の躯体内部に光源を持ち自発光することによって、素材表面に描かれた図・文字が透過した光で浮かび上がってくる仕組みとなっているものです。従来は光源として主に蛍光灯ランプを使用していました。
  2. セラミックメタルハライドランプとは、ガソリンスタンドやスポーツ施設のナイター照明などに使用されているメタルハライドランプの発光管の材質を、石英製から劣化の少ないセラミック製に変更することにより、ランプ寿命を改善したものです。現在道路照明として使用しているナトリウムランプと比較して、自然光に近い白色の照明で、低消費電力となります。

2 CO2削減量

 太陽光発電を設置する代表的なECOインターで試算すると、インターチェンジで消費する電力量を約2割削減、CO2を年間1箇所あたり 約15t削減します。

3 ECOインターの整備予定

 今後、新設するインターチェンジは全てECOインターとして整備するものとし、平成22年度は2箇所、平成23年度は4箇所の完成を予定しています。また、供用中のインターチェンジについても、設備の更新に合わせ省エネルギー設備を順次取り入れていきます。

完成予定道路名インターチェンジ名住所太陽光発電
平成22年度上信越道 佐久小諸JCT[仮称]
(小諸御影料金所)
長野県 佐久市
長野県 小諸市
圏央道菖蒲白岡IC[仮称]埼玉県 久喜市
埼玉県 南埼玉郡白岡町
平成23年度常磐道浪江IC[仮称]福島県 双葉郡浪江町
原町IC[仮称]福島県 南相馬市
相馬IC[仮称]福島県 相馬市
北関東道足利IC栃木県 足利市

ECOインター イメージ【PDF:100KB】

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