【E7】【E46】秋田自動車道(北上JCT~能代南IC間)
全線開通20周年整備効果をとりまとめました

PDFバージョン【PDF:17.3MB】

令和4年12月16日
東日本高速道路株式会社
東北支社

 E7E46秋田自動車道(以下、秋田道)は令和4年9月28日をもって、当社が管理している北上(きたかみ)ジャンクション(JCT)~能代南(のしろみなみ)インターチェンジ(IC)の全線開通から20周年を迎えました。平成3年7月に最初の区間が開通してから累計6,400万台ものお客さまにご利用いただきました。
 NEXCO東日本東北支社(仙台市宮城野区)は、日頃から高速道路をご利用されるお客さまをはじめ、沿線地域の皆さまにも秋田道の開通から現在までの歩みやその効果を広く知っていただくために、整備効果をとりまとめましたのでお知らせします。

  • 沿線の岩手県・秋田県とその隣県への経済波及効果は約7,400億円
    秋田道の整備により、移動時間が短縮することで生産性が向上し、最初の区間の開通以降、沿線および隣県に大きな経済効果をもたらしていると推定されます。
  • 沿線の企業立地を後押し
    秋田道を活かした輸送効率化により、沿線では企業の立地が進展。企業の誘致・操業が進み、地域の発展に寄与しています。
  • 秋田県産の農産物の輸送効率化に貢献
    秋田道沿線では大規模園芸拠点(メガ団地)の整備が進んでおり、秋田道を利用することで効率的にねぎや生しいたけの輸送が可能に。また、消費期限が短い秋田県産ラズベリーを高鮮度で首都圏に運ぶ際に秋田道が利用されています。
  • 日常生活を支えるお店の立地を促進
    秋田県内では秋田道開通以降にコンビニエンスストアの店舗数が増加。秋田道があることで東北道沿線地域の工場からの商品配送が可能になり、日常を支えるお店の出店に貢献しています。
  • 救急医療活動を支援
    秋田道の整備により第三次救急医療機関までのアクセス性が向上。太平山PAには救急車専用退出路が設けられ、沿線地域での救急医療活動が改善しました。
  • 災害時の物資運搬ルートとして機能
    東日本大震災発生後、日本海側の秋田港や能代港等が、被災した太平洋側の港の代替として機能。太平洋側の都市への輸送ルートとして秋田道が利用されました。また、並行する道路が通行止めの際の代替路として機能しました。

別添資料

秋田自動車道(北上JCT~能代南IC)全線開通20周年整備効果【PDF:17.2MB】

 NEXCO東日本グループでは、2021~2025年までの期間を「SDGsの達成に貢献し、新たな未来社会に向け変革していく期間」と位置づけ、様々な取り組みを行っています。
 今回の「秋田自動車道20周年」の取り組みについては、高速道路ネットワークの整備・強化により、地域経済の活性化や地域医療の支援につながる事業活動としてSDGs目標の3番、8番、9番、11番に貢献するものと考えています。

SUSTAINABLE DEVELOPMENT GOALSのロゴとSDGs目標の3番、8番、9番、11番のロゴのイメージ画像
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