年末年始における高速道路のご利用状況 【東北地方版】

平成19年1月5日
東日本高速道路株式会社
東北支社

 NEXCO東日本東北支社(仙台市青葉区、支社長:熊谷和夫)は、平成18年度の年末年始[平成18年12月27日(水)~平成19年1月4日(木)の9日間]における高速道路のご利用状況をとりまとめましたので、お知らせします。今回は、ご利用の分散傾向が見られたため、交通集中による渋滞は発生しませんでした。

1 ご利用台数

 年末年始期間における、東北支社管内(東北6県)の高速道路のご利用台数は、1日当たり平均約21.5万台ほぼ昨年並みのご利用を頂きました。
※ご利用台数とは、料金所出口でお客様から料金をいただいた台数です。

■ご利用台数の増加について
 今回の年末年始期間では、全般的に天候に恵まれたこと、景気が回復傾向にあること等から、南東北(宮城県、山形県、福島県)ではご利用台数が増加しましたが、北東北(青森県、岩手県、秋田県)においては減少する結果となりました。

 北東北でご利用台数が減少した主な要因としては、昨年の年末年始は、大雪による影響で、一般道から高速道路への転換が見られ、ご利用台数が増加しましたが、今回は好天が続いたことから減少したものと考えられます。

 また、暖冬による雪不足で高速道路を利用しスキー場へ出かけられるお客様の減少もご利用台数が減少した要因のひとつと考えられます。

2 ETCのご利用状況

 年末年始期間における、ETCのご利用台数は、お客様からETCの時間帯割引やマイレージ割引制度についてのご理解もいただき、おかげ様をもちまして昨年の同時期と比較して、約1.2倍となりました。
 また、ETC利用率につきましても、49.3%(昨年は、39.8%)と約1.2倍となりました。

3 混雑状況

 年末年始時期の東北地方の高速道路においては、12月29日(金)~30日(土)にかけて発生した吹雪による通行止め、事故発生などの影響により渋滞が発生したものの、ご利用の分散傾向が見られたため、昨年と同様交通集中による渋滞は発生しませんでした

 なお、東北道における交通量のピークは、下り線は12月30日(土)、反対の上り線は1月3日(水)となりました。

4 通行止めによる影響

 12月29日(金)昼頃から、発達した低気圧の影響で、福島県内の東北道、磐越道で吹雪による通行止めが発生し、特に磐越道 磐梯熱海~猪苗代磐梯高原間では、最長となる24時間40分の通行止めとなりました。

 当日は、今冬一番の寒気が入り込み、特に磐越道では吹雪となり視界が悪い状態となったこと、冬タイヤ未装着車両による事故や走行不能状態が発生したことなど、各所で安全に高速道路を走行できない交通障害が発生しました。

 当社としても、24時間体制で除雪作業等を実施しておりましたが、天候の回復が遅れたため、結果的に長時間にわたり通行止めを余儀なくされました。この通行止めにより、高速道路をご利用いただいたお客様に多大なご迷惑をお掛けしたことを深くお詫び申し上げます。

 なお、昨年の年末年始に大雪に見舞われた北東北(青森県、岩手県、秋田県)の各高速道路では、降雪量が少なく、通行止めは発生しませんでした。

<NEXCO東日本東北支社からのお願い>
この時期の東北地方の高速道路では、天候が急変して強い風を伴った雪が降ることがあります。また、冬装備をしないまま無理な走行を続けると、今回のように事故の発生や走行不能により、通行止めとなってしまう場合もあります。
是非とも、冬タイヤやタイヤチェーンなどの冬装備を万全にして、スピードを控えて安全運転を心掛けてください。

<「奥の雪道キャンペーン」について>
NEXCO東日本東北支社では、冬の高速道路を安全で快適に走行していただくために、「奥の雪道キャンペーン」を平成19年3月31日(土)まで実施しています。
このキャンペーンの特設サイトにパソコンや携帯電話(iモード、Yahoo!ケータイ、Ezweb)でアクセスすると、東北地方の最新の雪道情報(降雪状況、路面状況、道路状況)等を簡単に入手することができますので、レジャー・帰省など、お出かけ前に是非ご利用ください。

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