道内着手 暫定二車線区間の正面衝突事故防止対策 ワイヤロープの設置工事ついて

~道内の試行区間のうち 道東自動車道から着手します~

平成29年5月16日
東日本高速道路株式会社
北海道支社

 NEXCO東日本北海道支社(札幌市厚別区)は、平成29年3月1日付記者発表「暫定二車線の高速道路:ワイヤロープ試行設置区間について」においてお知らせした試行設置区間のうち、道内で最初に設置工事に着手する区間が「道東自動車道 夕張IC~占冠IC間」となりましたのでお知らせします。

 工事実日数は10夜間を予定しており、天候等を勘案して3週間程度で完了する予定です。

 残りの設置区間である道央自動車道については、現在工事着手に向けて鋭意準備中です。

 なお、今回試行設置するワイヤロープ(※1)については、平成29年3月8日に寒地土木研究所苫小牧寒地試験道路で実施した大型車両の衝突実験(※2)において、暫定二車線区間での安全性能が確認されております。

  1. 高速道路の暫定二車線区間の中央分離帯に設置されているラバーポールに替わるもので、対向車線へのはみ出し防止性能を向上させたもの。
  2. 平成29年3月1日 記者発表「ワイヤロープ衝突実験・事故対応訓練の現場公開について」

1 今回の工事計画

(1)工事期間
 平成29年5月22日(月)~6月6日(火)のうち、金・土・日を除く10夜間
 20時~翌朝6時の夜間通行止めで実施(予備日6月7日(水)、8日(木))

(2)工事区間・設置延長
 道東自動車道 夕張IC~占冠IC間 約5km

(3)工事内容
 暫定二車線区間の上下線を区分するラバーポールと縁石に代わりワイヤロープを設置する工事

ラバーポールと縁石のイメージ画像
ラバーポールと縁石
ワイヤロープのイメージ画像
ワイヤロープ

2 参考

(1)衝突実験の概要・結果
 (平成29年3月8日に寒地土木研究所苫小牧寒地試験道路で公開実施)

  • 試験条件:大型車(20t)、衝突速度52km/h、衝突角度6度、張力5kNにて実験
  • 実験結果:対向車線へのはみ出しを防止する機能を確認することができた
衝突実験のイメージ画像

(2)ワイヤロープ試行設置区間について
 平成29年3月1日付記者発表「暫定二車線の高速道路:ワイヤロープ試行設置区間について」より

ワイヤロープ試行設置区間のイメージ画像

※現地精査により延長は増減することがあります。

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