新潟大学とNEXCO東日本は、産学連携推進に関する協定を締結

~高速道路に関する幅広い分野で連携することにより新潟への地域貢献を進めます~

平成30年3月1日
国立大学法人新潟大学
東日本高速道路株式会社新潟支社

 新潟大学(新潟市西区)とNEXCO東日本新潟支社(新潟市中央区)は、相互の発展と社会・地域への貢献を進めることを目的とした「組織的な産学連携推進に関する協定」を平成30年3月1日(木)に締結しました。

1 締結式の様子

 日時:平成30年3月1日(木) 14:00から
 場所:NEXCO東日本新潟支社 会議室 新潟市中央区天神1-1 プラーカ3(4F)

締結式の様子の写真

新潟大学 学長 髙橋 姿 コメント

 新潟大学とインフラ関係の企業との連携協定としては第一号となります。これまでの連携・協力実績を基盤に、組織的な関係へと発展させることで、技術開発や事業化を加速させ、本学としても学術研究の振興や人材育成を通じて地域社会に貢献することを目指します。地域に根差した総合大学として、幅広い分野での教育研究成果を新潟県の発展に役立てたいと考えています。

NEXCO東日本 新潟支社長 寒河江 克彦 コメント

 本協定は、NEXCO東日本として7例目の協定となりますが、当支社では初めての協定締結となります。工学分野に限らず高速道路に関する幅広い分野を対象としており、総合大学である新潟大学の力をお借りしながら、新潟への地域貢献につながる研究及び活動を進めてまいります。

2 協定締結の目的

 新潟大学とNEXCO東日本が緊密な連携協力を推進することにより、研究成果の社会への還元を促進するとともに、学術研究の振興、人材の育成を行い、相互の発展と社会・地域への貢献を進めることを目的としています。

3 協定締結の背景

 新潟大学とNEXCO東日本新潟支社は、これまで高速道路に関する工学分野における技術的課題に関する委員会等への研究者の招聘や共同研究などを個別協力で行ってきました。
 近年では、社会環境が激変する中で高速道路の利活用ニーズが多様化し、より地域と密着した研究の必要性が高まってきています。
 このような環境下において、本協定を締結することにより、これまでの工学分野を中心とした協力から、より両者の組織力を生かした継続的な協力体制へと発展させ、高速道路に関する幅広い分野での課題解決に向けた研究を促すことで、新潟への地域貢献を進めていきます。

4 協定で実施する連携内容

  • 幅広い分野での共同研究の実施とこれに伴う研究者及び技術者の相互交流
  • 新潟の地域特性を活かした研究及び研究成果の活用
  • 教育・人材育成の推進及び相互支援
  • その他、本協定の目的を達成するために必要な事項

5 具体的な研究内容

 現在、以下の共同研究を実施中もしくは実施予定です。なお、連携協定に基づく経済学部との連携は、NEXCO東日本で初めてとなります。

共同研究内容 研究期間 共同研究先 備考
1 観光振興や地域活性化に貢献出来る高速道路のサービスエリア・パーキングエリアの将来像に関する研究 H30.2~
H32.3
経済学部
大串 葉子准教授
岸 保行准教授
伊藤 龍史准教授
実施中
2 塩害による影響を受けにくいコンクリート補修材料の開発に関する研究 H30.3~
H33.3
工学部
佐伯 竜彦教授
契約手続き中
3 老朽化等にともなう高速道路の構造物における総合的なリスク要因の把握や安全性を示す指標の設定に関する研究 H30.3~
H33.3
工学部
大竹 雄准教授
保坂 吉則助教
契約手続き中
4 塩害とコンクリート損傷の相関関係に関する研究 H28.10~
H31.3
工学部
大竹 雄准教授
実施中
(子会社※)
5 高速道路の情報板やトンネル照明等設備の点検・検査業務における効率的な点検方法に関する研究 H28.4~
H30.3
工学部
髙橋 俊彦准教授
実施中
(子会社※)
6 高速道路の情報システム設備のネットワーク構築を実現するための監視制御・運転制御の最適化に関する研究 H29.4~
H30.3
工学部
林 隆史教授
実施中
(子会社※)
  • 当社の100%出資子会社である(株)ネクスコ・エンジニアリング新潟が実施
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